こんにちは。
株式会社Majorでインターンとして働くメイです。
今回のテーマは「コンサルティング」についてです。
農業ってどういうイメージがありますか?
大変そう、毎日の管理が大変、人手不足、後継者問題というネガティブなイメージもあれば
健康に良い、バランス良い食生活、ベジタリアンやヴィーガンに必要不可欠、ダイエットなど
ポジティブや健康意識のイメージもあるかと思います。
就活でも、ITやコンサルなどの先端であり都心での仕事を選ぶ人が多いイメージがあります。
そのイメージを払拭させると思ったのが、農業エンターテイメント企業であるノウタスが始めた事業である「愛知県デジタル実装加速化プロジェクト”トライアングルエヒメ”」です。
聞き慣れない言葉が多いので、ノウタス、デジタル実装加速化、トライアングルエヒメを
それぞれ順に紐解いていきます。
ノウタス株式会社とは
notasと表記する、家族農家の息子や娘、現役農家が集まって設立された会社です。
実家が農家しているから応援したいけど、都心でも働きたい
野菜やフルーツが好きだから応援したいけど直接いくのはなかなかハードルが高い
ベジタリアンやヴィーガンだからこそ育っているところも知りたい
農業体験してみたいけどどうなんだろう
子供たちに野菜を育てる大切さとか伝えたいけど近くにない
さまざまな悩みや興味の解決を促進する企業だそうです。
農業の「いつかは」を「いつでも」に、「だれかが」を「だれでも」になるFun-Funな関係性を経営理念とされています。
とても素敵ですね。
例えば、オンラインの果物狩りをして「推し農家さん」をつくり、夏休みには家族でお手伝いといった関係性の構築や農業体験ができる仕組みを作っているそうです。
農業と生活が近づくような、心温まるサービス会社です。
そんな素敵な企業ノウタスが愛媛県で今回立ち上げたプロジェクトが「トライアングルエヒメ」です。
主な取り組みは、Faas(Farming as a Servive) を活用して、愛媛県内の観光農園の予約、チェックイン、精算などの業務をデジタル化すること、
ノウタスワーケーション(農+ワーケーション)を愛媛で展開し、現地での導入サポートを実施しているそうです。
まずは2都市の農園で事業開始し、翌年には対象都市を拡張、2年後には愛媛県内全域への展開を目標とされています。
弊社major代表の大東は、スポーツの社団法人の代表も務める一面ももっています。その活動の一部で、ドッチビーというスポーツを通じてスポーツの楽しさを広めるという目的で、児童館を中心に訪問し活動している一面もあるので、似たところがあるなと両者に魅力を感じております。
また、地方出身の私にとっても、特産物や地域の良さが保たれ、広まっていくのは嬉しいことです。
一方で驚いたことは、デジタル化し難い農業に参入していること。
どの業界でも効率は悪くても慣れ親しんだ手作業がよかったり、その方が愛情がこもって私たちらしいとこだわる方々も多い中、一番手に触れて直接関わる仕事である農業にシステムが入っていくのは新しいですね。
ちなみにFaaSとは、SaaSやMaaSといった「XaaS」のひとつで、農林水産省でも農業DXとして注目しているようです。
消費者ニーズに的確に対応した価値を創造・提供するための変革をFaaSの実現としており、農家と消費者の間に関わる全体がデータで繋がる世界を目指しているようです。
農林水産省の目標からすると、
ノウタスは一旦愛媛県の農業をコンサルティングし、農家と消費者を直接繋げています。
消費者がスムーズに予約できる仕組みでありつつ、農家側もシステムを見れば今日の予約がわかる管理の楽さがあると思うので、Win-Winでありつつ素直に本業に楽しめるFun-Funを実現されていますね。
農業を観光資源とした街づくりとしても推進中だそうです。
いちご狩りをはじめとしたフルーツ狩りが各所で観光地として検索ヒット、SNSで広まっているのを良く目にするようになったと感じています。
これに通じて、今後は野菜収穫を体験しつつ、その野菜を使ったサラダやご飯を食べられる経験や
畑からの採りたて野菜を購入できる地域ならではの事業ができたら面白いだろうな、
とワクワクが広がりました。
私自身、野菜は好きでたくさん食べたいですが
都心ではやっぱり運ばれて時間が経った高価なもの。
そしてさらに高騰中。
今後広がるFaaSにアンテナを張って、産地直送野菜を試してみたいと思います。
参照:
ノウタスの観光農園事業が、愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」に採択。愛媛での事業をスタート。
FaaSの実現に向けた新たな動き
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